2020/05/14 23:11

煙草は吸わない。


下の子が産まれてからだから、非喫煙者になって、かれこれ10年になろうとしている。

まだ15本くらい残っているアメリカンスピリット(メンソール)のソフトパックを
雑巾を絞るがごとく握りつぶして、ゴミ箱に投げ捨てたあの時から、
一度も「吸いたい」と思ったことがなく、あっさりとやめられた。

あんなに束縛されてきたのは何だったのかというくらいあっさりと。

同時に、本来の用途を失ってしまった我が家の灰皿は
デンマークのHolme Gaard(ホルムガード)社の物。




デザイナーのペル・リュッケンによるデザインで
50~60年代のビンテージだ。

すべて、千歳船橋にある「The Time Has Come」で購入した。
僕はもともとガラス製品が好きだったけど
「The Time Has Come」でホルムガードやペル・リュッケンを教えてもらってから、さらにはまってしまった。




ペル・リュッケンがデザインしたガラス製品はたくさんあるけど
中でも、このデザインの灰皿が、特に好きで集めていた。
煙草を吸わない今でも、あわよくばと新しい物を狙っているほど。
ぽってりと厚みがあり重厚で、形もなんだかセクシーで美しい。

今後も煙草を吸うことは一生ないけど
この灰皿を手放すこともないだろうな。